音楽における理系脳と文系脳あるある、そして教え方

音楽の仕事をしながら色々な人を見ていると、その人の普段の生活や性格が見えてくる時があります。

今回は理系脳と文系脳という視点で見た時の音楽あるあるをまとめてみました。

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▼先生の教え方
理:ここ楽曲分析するとね、であるからにして、ここはこう歌うのね、だけどね…キーンコーンカーンコーン
文:もっと山を動かすようにー!ぐっとやってポン!……なんでできないのー!ピシャッ!

▼音楽の感じ方
理:物理運動として聴く「今音高がこれくらい下がった」
文:イメージ先行で聴く「今音が暗くなって悲しげに聴こえた」

▼演奏する時の音の処理の仕方
理:1音1音整理して、綺麗に箱にしまう。「どこからもはみださないでね♡」
文:終わりよければ全てよし。音よ俺についてこい。「今どんな音出したっけ?まあ楽しかったからいいや」

▼音楽理論めいた話のとき
理:あーなるほど!キラキラッ☆
文:へーそうなんだ。スタスタスタッ

▼好きな音楽の話
理:やっぱさー、これって何を表しててさ、この辺の位置づけだと思うんだよね。これを良い音だと思う理由ってこれじゃない?
文:やっぱさー、この音いいよね。(なんでそう思うの?)なんとなくだけどさ、気持ちが大事だよね。パッションだよね~。伝わるよね~。

人に音楽教えるときにはまず文系脳なのか理系脳なのか見ます。
そうすると教え方も自ずと変わります。

理系脳には必ず理由を付けます。
「今、あなたの出した音はこういう状況です。これをこうするために、これをこのくらい調整してください。するとこういう感情表現が演出できます。」

文系脳にはイメージが広がるきっかけを与えます。
モノに例えたり、擬音語を使ったり、おだてて気分を乗せたり笑。
(あまり頭で整理せず前回やったことを忘れて来たりで、毎回これの繰り返しになる人が多くもったいないなとも思います。)

要はどっちも大事です。
僕は理系脳的アプローチをする文系脳だと思ってます。
小難しいことを考えるのは好きだけど、やっぱり頭に妖精さんが出てきたりするんですよ笑

あなたはどっち?以上、理系脳・文系脳音楽あるあるでした。

もっと論理的にこの話を聞きたい人はホームページのコラムをご覧ください。
詳しく書いてます。長いです。
http://noteon.daa.jp/1Sch16_c2_Sense_logic.html

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結論!「ハイレゾ音源はほぼ全く無意味」

今巷で話題のハイレゾ音源。
詳しく書いている方が多いので端的に結論から言うと

「ほぼ全く無意味」です。

理由は以下の三つ

①通常人間の聴覚では聴くことができない。

②そもそも再生機器が再生できているか怪しい。

②聴けたとしても、大して曲の印象が変わるとは思えない。

一作曲家である私が、音楽業界に喧嘩を売って(笑)この無意味さを説明します。↓next

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まず、「ハイレゾ」の言葉の意味ですが、wikipediaではこう説明。

ハイレゾリューションオーディオ (英: High-Resolution Audio) とは、音楽用CD(CD-DA)を超える音質の音楽データの総称。略して「ハイレゾオーディオ」、「ハイレゾ音源」または単に「ハイレゾ」と呼ばれることもある。

ふむふむ。「CDを超える音質」おーーすげーとなりますが、CDはもともと人間には聴き取ることのできない凄い高い音の成分と、凄い低い音の成分をカットした音質で録音されています。

聴こえないならデータに入れててもしょうがない。重くなるだけだし。だから「コンパクト」になったのですね。

で、今回のハイレゾ音源。CDには録音されてないこの部分が録音されてるんです!!・・・

つまり、人間の耳では聴くことのできない高すぎる音と低すぎる音がまた録音されてるんです!!

ね、無意味でしょ!!

▼情報
CDに収録される音源データのスペックは「44.1kHz/16bit」

どちらもデータ量の多さを示す単位です。数値が大きければそれだけデータ量が多いので高音質です。色々区切りの良いところで数値はあり、

ハイレゾ音源は一般的に「96kHz / 24bit」なのかな。

▼情報
人間が聴くことのできる可聴域、つまり音の高低の限界は、

下は20Hz程度から、
上は~20,000Hz程度(年齢・個人差あり)

CDはこの可聴域を越えた聴こえない無意味な部分を「44.1kHz/16bit」という器の大きさに合わせてカットし、データ量を落としていたわけです。↓next

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ハイレゾ音源は確かにこの豊富なデータ量は録音され、きちんと音源に含まれた状態で流通されますが、人間の耳でそれを判別・区別して楽しむことはほぼほぼできないのです。

なぜ「ほぼ」なのかは、

①ハイレゾには耳で聴こえる可聴域の音も多く収録されているという(メーカーの主張)こと
②個人差で聴こえる範囲が違うので、超人的な耳を持った人には違いが分かるかもしれない

という理由があるからです。実際に聴こえてる範囲の音でもCD音質とは違いがあるとされていますが、それを聴き分けて楽しめる人が一般的な環境の人の中にどれだけいるでしょうか。実際そんな細かいところまで聴ける人はまずいないはずです。耳の肥えたプロが、ちゃんとしたプロの音響環境で聴いたらどうなるかな?というレベルの話です。それでも怪しい。

更に悪口を書きますが、再生機器によってもきちんと音源を再現できる優れたものとそうでないものがありますから、今聞いているスピーカーが音源に含まれたハイレゾを再生してくれているかどうかも怪しいのです。
スマホなどのスピーカーで音楽を聞くと、低音域が聞こえづらくて、シャバシャバした感じに聞こえると思います。あれはスマホスピーカーのスペックでは低音を再現することができず、実際には「鳴っていない・小さな音でしか再生できていない」という状況になっているからです。ハイレゾ音域は人間の耳で聞く前に、スピーカーによってはまずきちんと再生されていない可能性があるのです。

もし聴き取れたとしても、CDの音質で十分なように曲を作ってあるので、それで大して印象が変わるとは思えないですね。

【まとめ】

嗅覚が人間の10万倍優れている犬が、ささいな臭いを嗅ぎ分けれるように、聴覚が発達していて、超音波を発することができるコウモリならこのハイレゾ音域の高音域は聴くことができるでしょう。

それを高音質音源だ!と言って発売されたものに、「やべー、新時代だ」と言って飛びつくのは、ハッキリ言ってドブに金を捨て・・・以下略。

よく考えてご購入くださいね。

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SONAR(X3)が再生中にクラッシュする現象の原因

SONARX3がクラッシュしまくっていました。

あるタイム(再生位置)のところまでくると必ず。

その箇所以外でも長く再生しているとクラッシュ。

エクスポートも、バウンスもクラッシュ。

原因は

シンセD-proで選択していた音色

Drum Grooves の中の音源。

今回は2つ使用してましたが、

2つともだったので多分全部が問題。

使用状況は

曲全体に渡ってプリセットされてる1、2小節のループデータをMIDIで使用。

解決策は

全部のノートをMIDIデータで鳴らさず、

1(2)小節だけをまずオーディオデータにバウンス。

それをループさせて鳴らす。

これで問題解決できました。

多分データ量が多すぎたんでしょう。

同じ状況の人はご参考にどうぞ。

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ポップスとクラシックの違い(長いですよ)

ホームページからの転載です。たまにはこういうのもいいですよね?笑

クラシック音楽とポピュラー音楽(いわゆるポップスですね)・・・それぞれに対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか?ポップスしか知らない人か らすると、クラシック音楽は「何だか難しそうで、とっつきづらいもの」というイメージがあるかも知れません。逆にバリバリクラシックの人からすると、ポッ プスは「テキトーな音楽で、クラシックの勉強には必要ない」という見方をする人もいるでしょう。

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ではそれぞれにはどのような違いがあるのでしょうか。まず音楽との関り方には、大きく分けて「演奏」「創作」「鑑賞」の3つがあります。
クラシック音楽をたしなむ人の中では、鑑賞の分野を除くと「演奏家」人口が非常に多く、昔から現代にかけての「作曲家」が作った楽曲を演奏するのが演奏家 です。演奏は「その作曲家らしさ、その作品らしさ」を表現することが大事になっていて、自分勝手な演奏は認められない世界です。
一方ポピュラーでは、歌が入っている楽曲が圧倒的に多いですが、演奏者が自分で曲を作ることが増えているのではないでしょうか。例えばシンガーソングライターなんかは良い例です。
なぜ「演奏家兼作曲家」が多いかと言えば、ポピュラー音楽が「手軽に楽しめる音楽」として広まったことによって、分かりやすく 聴きやすい楽曲が好まれていて、誰でも簡単に音楽作りができるからです。特にこれと言った決まりや法則は無く、「なんか良い」曲が残っていく、何でもアリ の世界です。<br>
クラシック音楽は「なんか良い」だけでは安易で、クラシックにおける「素晴らしい曲」「素晴らしい演奏」には、学術的な裏づけや、もっと明確で繊細な評価 基準も存在します。
そしてクラシックは音楽自体が繊細に複雑にできているものが多いです。中には「これ、間違った音を弾いてんじゃないの?」と思うような 複雑で難解な曲もあります。中には「ピアノの前に座って、4分33秒間何もしない」ような曲もありますが(笑)。

音楽には「音楽の諸要素」と呼ばれるものがあり(西洋音楽の場合ですが)、リズム、メロディー(旋律)、ハーモニー(和音)、音色、拍子、キー(調)、 テンポ(速度)、ダイナミクス(強弱)、アーティキュレーション(表情の付け方)、フレージング(音楽の流れ・区切り)などがありますが、ポピュラー音楽 では、特にダイナミクスやアーティキュレーションなどはおざなり、つまりテキトーに扱われているように感じます。それは楽譜に顕著に現れているでしょう。 例えば歌の曲を簡単にアレンジした楽譜なんかでは、「ff」や「pp」などの強弱記号や、スラーやアクセントなどのアーティキュレーション記号はほとんど 見られません。そして、楽譜にはコード(和音)記号が記されていて、自由なアレンジができるようになっています。<br>
クラシックでは、作曲家がこれらひとつひとつの音符や記号を丁寧に楽譜に書きおこし、それぞれの楽器、声種に一番ふさわしいように曲を作ります。演奏家はこれに従って、その作曲者が伝えたいこと、表現したいことを、自分の感性とのバランスを取りながら演奏します。
ポップスではテンポもほとんど揺らさず、音量は聴きやすくするためにマイクやアンプ、コンプレッサー(小さい音量の部分は上げて、大きな部分の音量は下 げる機械です)</font>を使って一定に潰すことが普通です。そもそも「f」や「p」は単なる音量以上に「音楽の表情」を表す意味あいを 含んでいますし、これらの部分が意識されにくいポップスの音楽は、素人が演奏すると「ただ音符をなぞっているだけ」、「その音が鳴っていればさえ良い」と いうように聴こえることさえあります。そしてアーティキュレーションなんかは、ミュージシャンが「ノリ」や「グルーブ」とか言って直感的に付けていくのが 普通なので、これらの要素は楽譜に書きおこされることがありません。そのため音楽作りの際には意識されないことが多く、「なんでもアリ」な部分も相まっ て、クラシックの世界から「テキトーな音楽」だと言われる一因となっています。「ポップスの人間にはクラシックは理解できない、演奏できない」という見方 もこういったところに起因しているのでしょう。クラシックを勉強した人の音楽はPOPSで仕事をしてもやはり繊細で緻密に感じます。もちろんそれは人によ るので一概には言えませんが・・・。繊細なものを緻密に勉強しただけあって、そういう風に感じられることが多いです。
しかし、音楽は「楽しめるものである」というところはどんな音楽にも共通する部分です。どんな音楽にも元々「表情」はあって、さらにこれらの「音楽の諸要素」を意識して創作・演奏することで、もっと色々な表情を持った音楽にすることができます。

臼澤みさきちゃんコンサート、えーるらるむライブ

①みさきちゃんの生歌を初めて聴いて来ました。

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……うるうるしました。

これ以上は語ることは無いのでみなさんも聴いてみてくださいね!

これからみさきちゃんにピアノ教えることになりました。

楽しみすぎます!

②ハニカムの地下というか魔界アイドル「えーるらるむ」のライブに行ってきましたよ、

関係者なのでもちろん入場無料(やったー)

曲の音源制作しました。

やー!盛り上がった!

予想外と言ったら失礼だけども、

予想以上に自分が盛り上がってコール入れたりしてたら会場もハイになって笑。

サクラになってました。

【終】